
ガラス 読み:がらす
硝子 読み:がらす/しょうし
とは、
『二酸化ケイ素を主成分とする、透明または半透明の硬い非晶質の物質』
概要
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ガラスは主に二酸化ケイ素(SiO₂)を主成分とし、急冷して結晶化を防いだ非晶質(アモルファス)固体。
透明性・硬度・耐熱性・化学的安定性を持ち、窓材や容器、光学機器、電子部品など幅広く利用される。
人類は古代から装飾品や容器としてガラスを使ってきたが、近代では建築や科学技術に欠かせない材料となっている。
組成を調整することで、耐熱ガラス、光ファイバー、液晶ディスプレイ用基板など多様な機能を持たせることができる。
語源
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ゲルマン祖語 glasan「光沢がある、輝く」 に由来する。
この語は古英語の glæs、ドイツ語の Glas、オランダ語の glas などに受け継がれたもので、透明で光沢のある物質を指す意味を持つ。
日本語の「ガラス」は江戸時代にオランダ語 glas を経由して伝来した外来語であり、漢字表記の「硝子」は和製漢字として、輸入品である透明な鉱物質の物体を表すために当てられた。